ジョゼ・パジーリャ(監督)1967年8月1日、ブラジル生まれ。リオデジャネイロで起きたバスジャック事件を追ったドキュメンタリー、『バス174』(02)で長編監督デビュー。同作では製作も兼務し、エミー賞とピーボディ賞を受賞した。さらに脚本・監督・製作を担ったミリタリーアクション『エリート・スクワッド』(07・未)と、続編『エリート・スクワッド ブラジル特殊部隊BOPE』(10・未)で高い評価を獲得、興行的にも成功を収めた。
第1作目は第58回ベルリン国際映画祭で、『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』(07)を抑え金熊賞に輝いている。2014年のジョエル・キナマン主演版『ロボコップ』で、アメリカ映画を初監督。また、リオを舞台にした短編オムニバス作『リオ、アイラブユー』(14/ブラジル映画祭2015での上映タイトル:『リオ、エウ・チ・アモ』)の1話の監督を務めた。
ゴールデングローブ賞にノミネートされたNetflixのドラマシリーズ「ナルコス」(15~17)では製作総指揮を務め、パイロット版を含む2エピソードの監督も担当。2018年には、実際の汚職事件に着想を得たNetflixのドラマシリーズ「メカニズム」(18~)の企画・製作を担当した。ブラジルの大手新聞「オ・グロボ」紙の解説者でもある。